1日目 『入居時オリエンテーション』
事務所にて心身の様子などをお聞かせください。
利用の案内と規則の説明をします。そこで利用の再確認をさせていただきます。
簡単な書面を取り交わし、本人と行政、花みずきの協働作業で支援を進めていきます。
必要があれば、洗面具、衣服などの生活必需品を提供します。
部屋へ移動し、電話、ホームセキュリティなど部屋の備品について説明します。
食事は自炊です。食材は提供します。
(週に何度か食材のリクエストを聞きます。)
2日目 『生活の始まり』
朝、起きたら布団をたたみ、着替え、朝食を摂りましょう。
規則正しい生活を心がけてください。
9時ごろスタッフと「おはよう」と声を交わしましょう。「昨夜、眠れたか?」
「食欲や体調はどうか?」など様子をお聞かせください。
生活に必要なものがあれば、お知らせください。
4~5日目 『関係者による話し合い』
ここまでの生活の感想や、これからどうしたいかなどの話し合いをします。
市町村女性相談員、生活保護担当、県女性相談所の担当職員、民間支援団体の
当スタッフと、利用者の希望を大切にしながら、共に考え、具体的な対策を
立てていきます。
迷ったり、決められないなど何日もかかるかもしれませんが、スタッフが気持ちを
整理できるよう必要な支援をします。
5~10日目 『今後の行き先探し』
母子生活支援施設や、アパート、ステップハウスなど方向性が決まったら、
必要な情報提供(不動産情報、保育園、学校、病院、行政機関の情報、地域の生活
情報)など支援をします。
退居後の安心な生活のイメージがより具体的に持てるよう、スタッフが支援をします。
11~14~20日目 『退居に向けて』
生活保護費の確認を担当の福祉職員としましょう。
家具や日用品など最低限の生活用品の準備を、共にしましょう。
利用料の精算をお願いします。
退居時のオリエンテーションとして、退居後の安全・安心な生活のために注意事項などを共に確認しましょう。
ウィメンズハウス花みずきは
誰もが安心して暮らせることを願っています。
緊急居室利用の後、さらに支援を希望する女性が、
自立した生活を目指して、中期(数か月)利用できる居室です。
室内は広くゆったりとした作りで、大きな窓からは日の光がたっぷり差し込みます。
窓とドアは2重鍵になっているので安心です。
布団一式、テーブル、座布団、テレビ、時計、冷蔵庫、炊飯器、
IHコンロ、電子レンジ、炊飯器、調理器具類、食器、等
洋服も身の回り品もないまま、勢いで飛び込み、不安からのスタートでした。
子供も多く、周りの迷惑も心配。しかし、スタッフの方々の暖かさに子供も
いつも通りに戻りつつ、私も眠れるようになりました。
これからのスタートをここからできてすごく力になりました。
まだまだ心配で不安もありますが、子供たちも前を向いていけると思います。(30代)
過ごしやすくて、もっと居たいくらいでした。
子供たちが笑顔になってよかったです。(40代)
いろいろと考える時間ができました。相談などもでき、過ごしやすかったです。
子供といろいろと話すことができ、自分のことでイッパイになっても、
ボランティアさんが子供たちと遊んでくれ、助かりました。
こちらを”卒業”し、新たな一歩を確実に歩いて行こうと思います。(30代)
気持ちに落ち着きが出来たことです。
ここに来ることで、やるべきことを考え、整理し、一歩前を向けたように思います。(20代)